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肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン
 
 
 

 
肺がん、がん免疫療法にラクトフェリン


2009年12月発行





各種がん患者のQOL(生活の質)向上に役立つ

「(医師は)自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない」
 これは古代ギリシャで、新しく医師になる者に宣誓させたといわれる“ヒポクラテスの誓い”の一文です。医師としての倫理的規範を説いたものですが、現在のがん治療の現場ではこの誓いがないがしろにされているような気がしてなりません。
 いま医療現場で行なわれているがんの三大療法――外科手術、放射線療法、化学療法――はどれも、患者さんに苦痛を与えてQOL(クォリティ・オブ・ライフ=生活の質)を下げ、自然治癒力を奪ってしまうものばかりだからです。“もろ刃の剣”と知りつつも、より強力な抗がん剤を開発し、患者さんの心身を傷めつけるという乱暴な治療法がまかりとおっています。
 しかも、欧州で行なわれた比較研究によると、1995〜2000年の間に欧州で承認された12種類の新規の抗がん剤はすべて、延命効果、QOL、安全性の三点について、従来の薬よりすぐれている面はないと報告されています。
 わが国における死亡原因の第1位はがんであり、まもなく3人に1人ががんで死亡する時代がくるといわれています。
 したがって、「がんの発生・転移・再発に関する予防法」と「外科手術、放射線療法、化学療法を受けるがんの患者さんの生活の質(QOL)を高く維持する対策」の確立は、医療上、最も重要な課題の1つとなっています。
 ところが、現実は前記したような状況であり、緩和ケアの施設に入所できる末期がんの患者さんもごく少数に限られ、大部分は「がん難民」として医療から見放されているのが実状です。
 このような動きの中で、“がんじがらめ”で身動きのできなくなったがんとの闘いから解放してくれる素材として、私たちが注目したのがラクトフェリンです。
 ラクトフェリンは、がん対策の素材として、従来のものとはまったく異質のものといえます。ラクトフェリン自体に副作用がないのはもちろんのこと、放射線療法や化学療法の副作用をやわらげる効果も期待できます。
 さらに、外科手術の回復を助けたり、がんの疼痛や精神的ストレスに対しても有効に働くことから、患者さんのQOLの向上にも役立ちます。
 ラクトフェリンの効果の全容は、同文庫シリーズの拙著『メタボ、がん、加齢に克つ ラクトフェリン』で紹介しました。今回はとくに「がん」にターゲットを絞ってお話ししたいと思います。
 今後、ラクトフェリンのような患者さんに優しい素材が、医療現場においてがん対策の主流となっていくことを願うばかりです。

目 次 ――

 第1章 免疫を高めてがんを叩く
     がん対策の決め手は「免疫力」
     免疫を強化するラクトフェリン
     免疫力を高めるしくみ
     がんの血管新生を阻害

第2章 がんに対する効果の検証
     末期の肺がんのここまで効く
     腎細胞がんに対する効果
     がんの転移を防ぐ効果も
     がんの予防に最適の食品
     大腸がん、膀胱がんの予防に
     肝臓がんのリスクを抑える
     子宮頸がんに対する期待
     がん免疫療法への期待

第3章 QOLの向上に役立つ
     患者さんのQOLの向上に
     副作用は酸化ストレスが原因
     放射線療法の効果を高める
     抗がん剤による口内炎予防に
     手術の回復をサポートする
     精神的ストレスと疼痛を緩和
     〈コラム〉代替医療としてのラクトフェリン

第4章 効果的な利用法Q&A
     Q・ラクトフェリン食品にはどのような種類がある?
     Q・口から摂取したラクトフェリンは吸収できる?
     Q・ラクトフェリンは外用でも使用できる?
     Q・食品としての安全性は確立されている?

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